※誤字脱字等もそのままw
「アメリカにて」
ある日、日本のロボット研究の権威がアメリカでロボット開発をすることになった。
「タナカ、いったいどんなロボットを目標にするんだい?」
「ボブ、そりゃぁやっぱり、パトレイバーみたいなさ」
「アニメの? 知ってるけど、しかしタナカ、あれは人間がのってるぜ?」
「そ、そうだな・・・」
「それにミーはいいけど、他のスタッフはアニメを知らないから説明できぞ」
「そ、そうだな・・・」
結局、アメリカ人になじみのあるロボットということで、
ターミネーターとC3POの二つの例が上がったが、平和的ということでC3POが目標に決定する。
「よし、それじゃぁまずは、人工知能の開発からだ」
タナカは当分暇だった。
めでたしめでたし。
「タナカの逆襲」
アメリカでのロボット開発は順調に進み、プロトタイプの人工知能も完成した。
そしていよいよロボット本体の製作に取り掛かる。
これは人工知能の半分の時間で完成する。
大きな問題が残った。
「これはどう考えても発表を先延ばしにするしかない」
統括第2責任者のスミスが言った。
「この胸部の人工知能本体部分は、一般的に女性の胸部を連想させる」
「しかたがありません。女性差別問題で騒がれて研究成果がおじゃんになるよりは・・・」
アメリカではその辺の問題が何かとデリケートなのだ。
人種人権問題にうるさいのだから仕方がない。
その上今回は、宗教問題までからんできそうだ。
「ここまで完成しているのに、人工知能の容量の容積の問題をクリアできないとは」
すべてのアメリカ人スタッフがあきらめかけた、その時、
日本から来ていたロボット開発の権威タナカが口を開く。
「それでは、こうしたらどうでしょう?」
責任者スミスは、一瞬タナカの案に躊躇したが、すぐにそれによって人権問題がクリアできることを確信する。
アメリカ初めて開発のヒューマノイド型ロボットに、猫耳が付いた瞬間だった。
「命名」
アメリカ初のヒューマノイド型ロボットの発表を27時間後に控えたその時になっても、
自分たちのロボットの正式名称が決まらず、開発陣は不眠状態だった。
「コンピュータはENIAC、OSはUNIX、目標にしたルーカスのロボットはC3PO。どれも個性的だ」
「開発コードのまま発表し、あとで愛称として出すのは? 自動車の歴史を見ればそれが妥当だ」
「ノー。それでは歴史が正当な評価を与えてくれない!」
責任者のスミスは悩んだ。
「人間や動物をイメージさせず、かつ、個性的にロボットであることが歴史上伝わる何か・・・」
そのときスミスは何事かが閃き、日本から来たロボット開発の権威タナカに言った。
「タナカ、日本で”何か”とは、なんと表現する?」
その質問にタナカは、深く何事かかを悩んだ様子で、ずいぶんたってから口を開いた。
「スミス、何かは”NANIKA”だが、もうすでに日本で別のものに名前をつけられているよ」
「そうか」
スミスは残念そうだったが、タナカはもしかしたら自分の一言で歴史が変わっのかと再び悩む。
タナカは目の前の議論のことは忘れ、深く沈んだ。
「よしっ。それではこれを正式名称としよう」
その声にタナカは我に返る。
「え? な、何に名前が決まったんだ!?」
「なんだタナカ、聞いてなかったのか? 人間に作られたということを強調するいい案をボブが出してくれたよ」
アメリカが始めて開発したヒューマノイド型ロボットの正式名称が、”MADE”(メイド)に決まった瞬間だった。
めでたしめでたし。
いま読んでも、くだらなさすぎっw
というか、そのときどういうつもりで書いたんだ?
たぶんですが、ここのBlogを書くときと同じように、きまって酔っていたと思いますです。w
というかこれを掲載した時点で同じ状態だな。w
(ふる・たいプ)